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11 | 2018/12 | 01

ちょっと待っててね記事 

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ストフェスお越しいただいた方々ありがとうございました。
記事を書いていますがもうちょっとかかるのでしばしお待ちを!

かっこいい地図 

退院して一ヶ月ほど経ちました。顔の神経が毎日少しずつ戻ってきています。
お医者さんにはもう来なくていいよと言われたのであとは完治するのをひたすら待つのみです。



さらに一か月後にはストリートフェスティバル・イン・シズオカが控えています。
これは去年も参加した静岡市の人通りが多い通り「青葉シンボルロード」でのアート&ミュージックイベントです。

前回の様子はこちら

ガライベ

抗議だらけの屋外展示


システムの独特さや自然現象についてなど言いたい放題書いているけど楽しいイベントでした。
第19回にして最終回です。


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今年で19年目、20年目にならずして終了とのことでテーマは「未完成」です。
今でこそアート関連のイベントは各地方でも増えてきていますが
19年前の始まった当初はかなり新しいことをしていたということが想像できます。
毎年来ている人にはおなじみになりすぎている反面、全く知らなかった人も多く
私も割と最近ちゃんと知って去年やっと参加したものです。
にぎわってるはずなのに広く浸透しない、静岡市には謎の見えない壁でもあるのかといつも思うんですよね…。



ストフェスでは事前に説明会が毎年行われています。
去年は個展の搬入が控えていたので行けませんでしたが今年は行ってみました。



場所はアイセル21。
市内にある生涯学習センターであり女性会館ですが具体的に何する所かよく知らない場所です。
これも見えない壁かな?




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見えない壁を取り除くためにも見てほしいんですが1階には女性に優しい図書館があります。
まだクリスマスじゃないけれどピンクリボンのツリーもあります。
クリスマスは12月だけだが乳がんの啓蒙は年中無休だぞという気持ちが感じられます。




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絵本コーナーの前には女性優先席もあります。
人が全然いない時だったのでリーゼント燃えてる人も座ってみました。

図書館のラインナップはジェンダーや仕事、家庭についてなど女性の悩みに特化した著書が多いです。
DVや妊娠などの悩み相談ができる電話番号のちらしも多く用意されていました。
悩んでる人はここに来ましょう。もちろん男性が来ても大丈夫です。



で、この施設内のホールで説明会が始まりました。
入口がアート部門とミュージック部門の二手に分かれています。
アート部門から入るとブース決めの時に使うくじを引くことになります。


時間が来たら貰った書類に目を通しながら一連の説明が行われ、
そのあと一人ずつマイクを持って順番に自己紹介をしていきました。


夜だし雨降ってるし、そんなに人来ないんじゃないかなと思っていましたが
会場の席がほとんど埋まるくらい人が来ていました。100人くらいかな。

こんなに来るんだったらもっと面白いこと考えてくればよかったわ~。
一番ウケてたのがアーティスト本人じゃなくて代わりに来てたお父さんの自己紹介だったことだったので
笑わせに来てる人ほとんどいなかった分、一番を獲りに行けたと思うんだよねぇ。
いや、真面目に説明会聞きに来てる人達ばかりだったら逆にスベりやすい危険もあるし真面目に自己紹介してよかったか…。

でも「今年は健康に気を遣ってリーゼントを燃やします」と言ったのは本当です。
どんな風に健康に気を遣うかはお楽しみに!!!

あとミュージック部門の人は割とハキハキ喋っていてアート部門の人は震え声の人が多かったのが面白かったです。



自己紹介が終わった後はそれぞれの部門に分かれて場所決めです。
ここで先ほど引いたくじの出番。
くじに書いてある順番ごとに気に入った場所にブースを設けられるシステムです。
私の順番は…52番!
なんで!!ブースの数は51個なのに!!!

不運の限界突破みたいな数字の紙を握りしめながらブースが埋まっていくのをまったり見て
人がほとんどいなくなった頃に私の順番が来ました。
そもそも今回は1日出展なので人通りの多いエリアは選べなかったから
いつ選んでもそんなに違いはなかったかもしれませんが
クラウンファームさんの隣あたりのブースを選びました。

クラウンファームさんとは
「『静岡を、クラウンに会える・クラウンが育つ観光農場に』をコンセプト活動しているアマチュアクラウンチーム」
なのだそうです。
イベント中は会場をクラウンさんが歩き回ります。
去年参加していた時もよくブースに遊びに来てくださったり一緒に写真撮ったりしました。
賑やかさに便乗できたらいいですね。



そんなわけで場所はこちら



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今回の地図はかっこよくしました。
かっこよすぎて良さみがヤバくてチョベリグでしょ。




ストリートフェスティバル・イン・シズオカ
日時:2018年11月23日(金)~11月24日(土) *24(土)のみ出展します。*
   11:00~20:00
場所:青葉シンボルロード
   静岡市葵区両替町2丁目
ブースNo.40






あと今年も1円玉投票があります。
気に入ったブースやアーティストに1円玉を投票します。
何票いれてもOKです。
詳しくは去年の記事を見てもらうとわかりますが
1位になってもすごい賞品があるわけではなく励みや交流が主目的な企画です。


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ちなみに前回入れてくださった票の1円玉は浅間神社でお参りに使いました。
お賽銭箱にじゃらじゃらするの楽しかったです、みなさんありがとうございます。

真っ先に思い浮かぶ歌丸さん 

手術した所の調子が良くなってきました。
まだ完全に治ってはいませんが働けるくらいにはなりました。
慌てると傷口が開きそうだから早めに家を出てゆっくり自転車に乗っています。
結果的に慌てて走っていた時と同じくらいの時間に出勤しているので私の変化にあまり気づかれていない。

あと誕生日が来ました、今月の24日に。
誕生日前はいろんなことがありました。個展ラッシュやらトークショーやら
あと地獄(極楽苑)に行ったり手術したり…ってつい最近のことですが。
それから更に、ポートレートのモデルにも挑戦しました。

7月の名古屋での二人展の時に、普段ポートレートやライブ写真を撮っている すどうとよあきさん とお会いして
私の作品の雰囲気も含めて撮ってみたいとのことでお誘い頂きました。
ポートレートはファッションモデルとは違うし歌丸さんもモデルになってたよなと思って引き受けました。
丁度、二人展の搬出に行くタイミングだったのでその日に撮って頂きました。ありがとうございます!





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画像掲載OKとのことなので個人的に厳選して載せます。
このブログのサイズに合わせて画像縮小しているのでクリックしても大きくなりません。
1000枚以上貰ったので大分絞った方ですが量が多いので続きは追記から!


続きを読む

病気になると病気の話ばっかりになりがちだよね一大イベントだから 

いつかはしなければならないということになっていましたが、ついにその時が来ました。
耳下腺腫瘍の手術です。



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入院する人しかもらえないZINE



前回の話はこちら


食と健康のロシアンルーレット



簡単に説明すると、左耳の下辺りにあるおたふく風邪になったとき腫れる位置に腫瘍ができました。
5年位前に検査して良性だったけれど大きくなりすぎると
神経に障ったりして痛くなったり顔面神経麻痺に繋がったりする可能性があるし
悪性に変わる可能性もある為、耳鼻科の先生にそろそろ取ったほうがいいかもと言われました。

というわけで、手術の為入院して先日退院してきました。



まず、手術の前に何度か検査をします。

数年前にもやったけれどもう一度細胞を取って良性かどうかを検査→ちゃんとは判別できなかったものの恐らく良性ということに。
全身麻酔しても大丈夫かを調べる為の血液、レントゲンなどの術前検査→ほとんどの項目で問題なし

ただ術前検査の中で心電図だけが引っかかってしまいました。
私の左心房は人より大きめで、心臓の動きがゆっくりで不整脈が起きやすいらしいです。
これはいわゆるスポーツ心臓というらしく、運動をする人がなりやすいということですが
こんなに文化部みたいな生活してる私の運動らしい運動って
毎朝の通勤で自転車を爆走してることしか思いつかないんですよね。
たかだか15分くらいで心臓が運動向きになる?って感じですけれど
もしこれが原因だったら日々の積み重ねっておそろしいですねー。


そんなわけで再検査。
運動負荷心電図検査のトレッドミル法をやりました。

ルームランナーで走りながら心拍数を測りながら血圧を測っていて
自分の状況がちょっと面白くなっちゃって笑いをこらえるのに必死でした。
まあ結果は大丈夫ということになりました。


あとMRI初めてやったんですけれど怖いですね。
頭部中心だったから頭を固定する柵みたいなものとヘッドホンを填められて
「何かあったらこれを握ってください」と風船のような笛のようなものを左手に持たされて
狭い筒の中に入りました。
ヘッドホンからはかすかなオルゴールのジブリメドレー。
そして
ドガガガガガガガガガガガガガガ
という、さも頭上が工事現場みたい騒音。これが40分。
せっかくだからこの状況を目に焼き付けようと思ったけれど狭すぎるし五月蝿すぎるので
目を閉じで「ここは遊園地」と言い聞かせていました。
だれだよー「トントンという音が聞こえます」とか言ったヤツー。




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MRI読本より引用




そんなこんなでいよいよ入院です。

一日目の昼過ぎに入院、二日目に手術、それから一週間程度で退院という予定でした。

病室に入ると同じ部屋の人達は全員カーテンで完全に仕切っており全く誰が居るかわからない状態。
病室内はとても静かですが同じ病棟には小児科もあるので外はとても賑やかでした。

次の日が手術なので手術についてや全身麻酔についての説明がありました。
しっかり聞いてしっかり読んで同意書にサインします。
なんか物騒な内容なので心配になりますが全身麻酔での死亡率7.7万例分の1は
冷静に考えたら普通に道路を歩くより死亡率低そう。

手術前なので夕飯を最後に絶食です。
たらふく食べて明日に備えたいところですが病院のご飯は少なかったです。
9時以降から食べちゃだめ、朝6時から飲み物もだめです。




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間違えないように掲げられる絶望の札





お風呂もしばらく入れなくなるのでしっかり洗いました。
しっかり洗っていたら制限時間の30分をすこしだけ過ぎてしまいましたが
シャワールームの表を見たら私が最後だったので大丈夫かなと思いドアを開けると
そこには順番を待っているお婆さんがいて
「あなた8時過ぎているのがわからないんですか音楽鳴っているけれどわからないんですかルールは守ってください」
と捲し立ててきました。
いやいや名前書いてないからあなただってルール守ってないでしょと突っ込みたいところですが
なんか怖かったし私も時間過ぎていたのは確かなのでごめんなさいねとだけ言って去りました。

どうもお向かいのベッドに寝ている人らしかったので
これ以上トラブルがあったらいけないと思い物音も立てず静かに過ごしました。
知らない人と一緒に暮らすのは怖いです。
1分くらいは誤差だろうと思う人もいれば、たった1分でもズレが許せない人だって居る。
話してわかりあえればいいけれど、そこから生活が脅かされる可能性だってある。
だからカーテンで仕切っているのかもしれませんね。

お向かいさんは次の日には退院してくれたのですぐに平和が訪れてくれました。





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後でこれも使うことになります




二日目。
両親とも仕事で来れないので弟が立会いに来てくれました。
手術の際は肌の上に直接手術着を羽織り、弾性ストッキングを履きます。
順番はその日の二番目でしたが弟と喋ってたらあっという間に来て
歩いて手術室まで行きました。

直前で給食当番みたいなネットを頭に被り、いよいよ手術室へ。
ドラマでよく見る部屋でした。
そして、ミシンと蝙蝠傘が出会うことで有名な手術台に寝る時ワクワクしちゃって
心拍数が上がりそうだったから「おちつけー」と心臓に言い聞かせたら落ち着きました。

酸素が出るマスクをかけられたタイミングで点滴の麻酔が効いてきました。
麻酔は目には見えないけれど、すぐに体がダルくなってきて
これはアレルギーの薬を飲んだ時の副作用で昼間に眠っちゃいそうになる時みたいな
眠っちゃったほうが楽だよーって体が言ってるような感覚になったので安心してそのまま眠りました。

「終わりましたよー」という声が聞こえて目が覚めました。
約2時間は一瞬で過ぎたようです。
起きなきゃと思って動こうにも動けず、ベッドに寝たまま部屋に戻りました。
病室には弟と、仕事が終わって来た母が待っていました。
術後3時間は動けないのでそのまま時間が経つのをひたすら待ちます。
絶食もあるけれど気管挿管してたので喉が痛いのもあり、水分を摂るのが待ち遠しかったです。

3時間後、手伝って起こしてもらい、やっとお茶が飲めました。
しばらくはストローが必要と言われていましたが特に使いませんでした。
(唇がうまく動かないから逆にストロー使いにくい気もするけど、ここは個人差なんだろうなぁ)
そんな感じで手術は無事終了しました。

手術終わった後、お医者さんが摘出した腫瘍を見せてくれました。
メガネがなくてよく見えませんでしたが、あとで弟が撮ってくれた写真を見たら
なんだか鱗のような羽のような得体の知れない物体でした。
赤いようなピンクのような、ちょっとガーリーな雰囲気の日本画にも使われそうな色でした。
手術前は食べられるのかなとか考えていましたが食べる気にならない見た目です。
謎の物体はこのあと病理に回されて悪性はないかなど細かく調べられるそうです。

あと手術着はもらえないけど弾性ストッキングはもらえます。やったね!



三日目からは徐々に回復していくのを頑張っていきます。

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手術で切ったのは大体この位置。
耳の手前から始まり、耳たぶの所でカーブして首のところを切ります。
こめかみから下にかけてと耳が特に腫れます。




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でもしばらくはこんな状態なので傷口を心配してる余裕がありません。
手の甲には点滴が、傷付近には溜まった血を排出するボトルが繋がっているのです。
自分が移動する時いつでもこれを持ち運ぶことに細心の注意を払う為、他のことがどうでも良くなります。
ちなみに術後3時間はこれに加えてカテーテルも付いていました。

これが繋がっている間は衣類を頭から潜って着ることができない為、前開きのパジャマが必要です。
というか手術後も耳が痛いから今もずっと前開きの服しか着てません。
私の場合だけど最初は血がついたり浸出液がだばだばすることがあるのでこまめに替えます。
Tシャツばかり持ってきてしまったけれど結局パジャマ生活となりました。



そんなこんなで点滴の管は2日くらいで外れますが排液ボトルはしばらく付いたままです。
毎朝の回診もショルダーバッグのように肩にかけて持ち歩きます。
冷静に考えたら自分の血が頭から管を通ってボトルに入っていくバッグを持ち運んでるのって異様な光景ですが
同じショルダーバッグ持っている人がいるとちょっと親近感が湧きます。
親近感が湧くので喉の手術したお婆さんと回診を待つ間、お話したりしました。





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同じ病室の人が全員退院して実質個室みたいになった





毎日夜は9時に消灯です。
普段は日を跨ぐまでは起きている私ですが巡回が多いしルール守らないと怒る婆さんがまた出たら嫌なので
ちゃんと9時になったら寝ていました。
個展が近い時期は日が昇りそうな時間に「あー、明日が来ちゃう」
なんて思っていたくらいなので
9時が近づくと「あー、今日が終わっちゃう」と名残惜しい気持ちになりました。


なかなか寝苦しい日の深夜、自覚はなかったけれど看護師さんが顔の腫れを気にかけてくださって
早朝にお医者さんに診てもらって管を外し、腫れを抑えるためにガーゼとテーピングで圧迫してもらいました。
点滴も排液ボトルもなくなって自由度が増したけれどまだまだ動きづらいです。



この時点でかれこれ入院生活五日目かな。
神経は繋がっているものの、口がうまく動きません。
左側が思うように動かないので、食べる時は主に右側を使います。
ご飯はずっとお粥です。
味の濃いものが滲みるので薄味の病院食が助かります。
父の差し入れでチップスターをもらいましたがしょっぱさに耐えられずびっくりしました。
お粥にチップスターをふりかけて事なきを得ました。

何日もお粥だとさすがに飽きてくるので院内のコンビニでなめたけを買いました。
なめたけは安いしそんなに量が多くないので退院までに使い切れてちょうどいいのでおすすめです。






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お粥に合うおかずがあるとは限らない




入院中は暇という噂をもとに本とかゲームとか持って行きまくりだったので
なんだかんだで充実した入院生活が遅れました。
イラストもちょっと描いてたのでいずれお見せできたらなと思います。



それから圧迫していたガーゼも外れた六日目、やっと髪の毛を洗うことができました。
もう髪を洗いたくて仕方なかったけれど妖怪出待ちババアが出ると怖いので頑張って時間内にお風呂を出ました。
はーこわいこわい。





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テレビカード2~3枚位あれば1週間足りると思う(余った)







圧迫するガーゼを取った後は、傷を保護する茶色いテープだけになります。
毎日取り替えるものなので、これは実費で院内のコンビニで買うこととなっています。
看護師さんに教わった後は自分で付けます。


そんなこんなで七日目に退院です。
午前中に説明があった後、サクサクっと片付けて一人で帰りました。
外界の引力に惹かれて余ったテレビカードの換金も忘れて余韻もなく病院を出ました。(支払いは後日です)
久々に外に出たら秋が始まるいい匂いがして、ちょっとだけ散歩しちゃいました。




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ありがとう





退院したものの、まだ顔が腫れていて歩くと痛くて口もうまく動かないのでしばらくは家で療養です。
デスクワークだけならできそうですが重いものが持てないし。
そして今は少しだけ腫れが収まってきて、
神経が復活してきたのかぶよぶよした感覚から確かな痛みがわかるようになってきました。
あとなぜか右耳も腫れている錯覚に陥ります。
ご心配頂いた皆様や病院スタッフの皆様、ありがとうございました。
もう何連休かよくわからなくなっていて一緒に働いている人たちにも申し訳ないけれど
もう少ししたらちゃんと元気になれると思います。






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家に帰るとハロウィンのカボチャ(バターナッツ)が待っていました。
今年はシャンプーハットをしています。
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寿司を食べている場合じゃない、芋ようかんを食べている場合だ! 

東映特撮Youtube Official、魔法少女ちゅうかなぱいぱいが放送終了しました。



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色々あって早めに最終回が来た番組ですが、キレイに終わったと思います。
突然のさよならにおバカな三兄弟がおバカなりにぱいぱいを引き留めようとするのが切ない話。
三人のコミカルなコンビネーションは今後の不思議コメディシリーズに登場する三人組に継承されていき
後の「忍たま乱太郎」での乱太郎・きり丸・しんべヱにつながっていくのでしょう。




8/20の22:00から魔法少女ちゅうかないぱねまが始まりました。
こちらも浦沢義雄さんの脚本です。




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新キャラのいぱねまは島崎和歌子さんが演じています。
優等生タイプのぱいぱいとは打って変わってお嬢様育ちのいぱねまが高山家に来てドタバタします。
三兄弟はもちろんのこと、斉木しげるさん演じる自由奔放な考古学者のお父さんや
名門高山家を復活させようと目論むキャラの濃い伯母さん三軒茶屋小百合(柴田理恵さん)も登場します。
一話では、たった一人のお兄ちゃんが一身上の都合によりサッカーに行きます。
二話では、土地転がしをしていたら転がりすぎて海に沈んじゃいます。
どういうこっちゃ?でも、気になるでしょ。



いぱねまの次のポワトリンについては数年前の配信の時、既に記事を書いていました。

命、燃え尽きるまで

3年前の私が熱く語っています。





そんな浦沢脚本ファンたちが開催した展覧会、
岩間茜・長谷川順也二人展「怒離眠!ゆるふわ必殺拳~偏差値の高い人間国宝へ~」
のギャラリートーク「浦沢義雄の夕べ」の様子です。






まずはオープニングアクトとして紙芝居を行いました。



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「リーゼント燃えてるよ ~前頭葉ゆるふわ墓地編~」です。
こちらは長谷川さんが撮ってくださいました。

最初は主人公をいつもと一緒で男性にしようと思っていましたが
私は私の不思議コメディを描くべきだと思い立って魔法少女が登場することとなりました。




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こういう話です。
動画撮ったらアップします。





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こちらはお客さんとしてお越しいただいた、すどうとよあきさん撮影の写真です。
写真に写っているパソコンのモニターで不思議コメディのオープニング映像を流したりしました。






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メンバーの長谷川さんが作ってくださった資料です。
なんだか本当に資料っぽいでしょ?
全部見れるのは来た人の特権にした方が良いかしら、と思うので一部だけお見せします。
芋羊羹については後で。

どんなことが書いてあるかというと、
人物や作風について、関係者、脚本した作品リスト、
メインライターを務めた不思議コメディやカーレンジャーについてです。
身も蓋もない事を言うと、詳しいプロフィールなど知りたい人はWikipediaとか見ましょう。



浦沢さんの脚本は独特な世界観で「浦沢ワールド」とも呼ばれています。
特徴としてまず挙げられるのが無生物の活躍。
ただの食べ物や電化製品などが意志を持って行動します。
別段キャラクターとして擬人化されるわけでもなく普通に無生物として喋ってピアノ線で宙に浮きます。

ちゅうかなぱいぱいでは主人公ぱいぱいのボーイフレンドのレイモンドがラーメンになってしまいます。
ラーメンになったまま人間界へ逃げていくレイモンドを追っていきますが
久しぶりに会ったレイモンドはなんとチャーハンと結婚していました。
助けてくれた恩もあり仕方がなかったのもありますがこの切ない展開は戦争映画さながらです。
戦争で記憶喪失になった夫が別の場所で結婚してるとかよくあるじゃないですか。
それでいてチャーハンがストーブや毛布で温めて介抱する姿やホカホカになるラーメンが可笑しくて
可笑し切ない妙な感じなります。

浦沢さん曰く「人間が嫌いなんだ。書いてて面白くない。役者の熱演より、鍋が喋った方が面白いだろうって」とのこと。

無生物にある魂はとてもリアルに丁寧に描かれているにも関わらず、
反対に人間の心は物質のように扱われています。
心をキレイにするために心をドライクリーニングしたり洗濯機で洗ったりお化粧したり
こんなことで本当にキレイになっちゃう展開を物語の山場でやっちゃいます。
丁寧に子供を親が諭し親も成長していくことなんて絶対しない、これにはフルハウスもびっくりですね。




小学校の同級生の影響もあったようですが、女装する男の子がよく登場します。
カブトボーグで「女装は癖になるから気をつけろ」って格言に呆気にとられた人も多くいると思いますが
これを特撮で本当に小学生くらいの男の子がやってたこともあります。
ちゃんとサイズのあった服で下着も女性用のものを身に着けていたりして無駄に感心します。
必ずいるぽっちゃりした子が特に似合う。




恋をするのに割と性別にこだわらないところもあります。
可愛ければ男の子でも女の子でも構わないから嫁にしたいという敵が現れてちょっと面白い展開になることもありますが
ヒロインと親友との刹那的な恋を描くこともありました。
ナイルなトトメスでは、主人公のサナエの親友・ティナがトトメスを好きになって
トトメスもその愛を受け入れる話がありました。
彼女たちの恋は本当に一瞬のことでしたが
あとで食卓で家族に「ティナったら笑った顔が可愛いんだよ」と話しているサナエは
ローマの休日でアン王女が「なんといってもローマです」と言った締めくくりのセリフのようでした。

不思議コメディは同性に限らず遠い星や許嫁の居る王子様だったり源義経だったり
どうにも難しい恋で運命的に上手くいかない話が結構多いです。
恋をするきっかけが神のお告げとか多少強引なところはありますが
終わりは本当にしっとりと切なくそれでいてドライです。
うたう!大龍宮城ではスタッフロールの背景で乙姫がうつむいて泣いているのを慰めるのがお父さんな所がなんか良い。
大人になる過程で失恋は中ボスくらい重要なので必ずと言っていいほど通る道なんですね。



トトメスで最初に使われて、うたう!大龍宮城での決め台詞になった
「人生は二度無い、三度ある」という言葉があります。
これをヒロインが言うと敵がハッとするんですけれども
三度もあるわけ無いじゃんと思えばそれまでで、だけど一度しかないと思うと案外身動き取りづらくて
二度あるっていうと嘘くさいから、やっぱり「三度ある」でハッとするんですよね。
絶妙な回数です。
この言葉は、長年仕事を共にした木村京太郎プロデューサーが急逝した際に献花台に捧げられました。



浦沢さんの作品では、ミュージカルのような描写も多くあります。
その時流れる曲の作詞はなんと浦沢さん本人。
聞けば納得の内容です。


うたう!大龍宮城で偏差値の低い女子中高生に真珠を見せてほしいとアカガイに頼んでいる所、
真珠を作れないことを偏差値の低い女子高生達にUFOが教える歌「一番街に」では

一番街に住む タフガイのアカガイは
意外にも 真珠を作れない
二番街に住む 宴会好きのミルガイは
豪快にも 真珠を作れない


と、韻を踏みつつ最終的に真珠を作れるのはアコヤガイであることを教えてくれる教育的な曲もあります。



この曲はトークショーでも流させていただきました。
特撮ヒロイン・ファンタジー主題歌・挿入歌大全集の中に収録されています。
不思議コメディシリーズの曲がほとんど収録されていてディスク3枚の大ボリュームです。
トークした二人ともそれぞれ持っています。


トークの時に紹介していませんでしたが「シーラカンスは昔」という曲では

シーラカンスは昔 大学教授になりたかった
でも今は野球選手 偏差値の高いホームラン打つぞ


とありました。(CD版だと歌詞が違っています)
これもまた「人生は二度無い、三度ある」です。


Wikipediaによると浦沢義雄さんは昔、ダンサーだったそうですが今は脚本家です。
歌って踊れる特撮番組を作っているのは「人生は二度無い、三度ある」を自身が体現していたのではないでしょうか。






不思議コメディシリーズでは柴田理恵さんが毎回何かしらの濃いキャラとして登場していました。

ぱいぱい&いぱねま…高山家名門復活を目論む三軒茶屋の伯母さん
ポワトリン…警察の面目の為ポワトリンを逮捕しようとする本田警部
トトメス…ブティックの店員になりすましてトトメス少女隊に犯罪を促すタコ型のナイルの悪魔
うたう!大龍宮城…息子が勉強をしていて怒るフグ
シュシュトリアン…家族を故郷の星に残して地球に出稼ぎに来ているETおばさん


色んな濃いキャラのおばさんを何年も演じ続けていますが
どのキャラも作中で異彩を放つ無茶苦茶さ、人間とは思えないほど振り切った仮装、
だけどそれでいて子どものことをちゃんと考えていたり常識的な部分もあるおばさんです。
恐さとコミカルさがちょうどいいから子どもと共演する相性も良いのでしょう。
そして、毎シリーズ出てくることから「この話はフィクションである」ということを子どもの心に植え付ける
ドライな作為もあったりして、と今になって思います。




不思議コメディからは少し逸れてカーレンジャーのこと。
普通に自動車工場で働いている社員達が強引にヒーローにされる時それぞれの月給を暴露する第一話。
それからもギャグがメインで話が続いていて
他の戦隊シリーズとは異色すぎたのか年間視聴率はワースト2だったそうです。
(ワースト1になったとされる戦隊ヒーローは裏番組にらんま1/2があったからかなと
個人的に思ったのですが、そのらんま1/2は脚本が浦沢さんだったからわからないものですね)

カーレンジャーの作中で最も重要なアイテムは、芋ようかんです。
芋長の芋ようかんを食べると敵が巨大化します。
それにちなんで先程載せた写真の芋羊羹をお土産に持ってきたのでした。
芋ようかんはすごすぎて物語の根幹を左右するほどのアイテムです。腐ってるのには気をつけよう。

中盤から出てくるシグナルマンは単身赴任で地球に来ています。
故郷のポリス星には妻子が居て、妻はシグエ、息子はシグタロウと言います。
地球で出会う市太郎君と自分の子どもを重ねるシーンにシグタロウが在るのはわかるとして
シグエってなんだよシグエって…シグ子でもシグ美でもないのかよと考えると
未だにシグエって言葉だけで笑えてきちゃいます。





と、ダラダラと書いてしまいましたがそのようなことをトークショーで話したりしていました。



ところで、ツイッターでトークショーに来る方がどれだけ居るか事前アンケートを撮っていました。


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浦沢義雄botさんがリツイートしてくださったおかげで私のアカウントにしては投票数がいつもより格段に増えたのですが
ほとんどの人が国連事務総長の接待に行っていてこのような結果になりました。
実際、トークショーの時はお店の席がほとんど埋まったので程よい人数で良かったけれど
展覧会のことを知らずに急に来てくれる浦沢脚本ガチ勢も、ちょっとは来てほしかったかなとも思いました。

ちなみに、これらの用事の内容の元ネタはナイルなトトメスです。小学生女子の思いつく言い訳じゃない。



大ベテランの脚本家さんなので全てを語るのは難しいから自分の好きな部分を重点的に語ることしかできませんが
とても好きなので広めたくてトークショーを開催しました。
これをきっかけに知らなかった作品も、今まで見ていたけれど脚本家を意識しないで見ていた作品も
楽しんでいただけたら私も嬉しいです。


展覧会及びトークショーに来てくださった方、関わった方々、
会場を貸してくださったギャラリーカフェテオさん、一緒に開催してくださった長谷川さん、
そしていつも面白い脚本を書いてくださっている浦沢義雄さん、ありがとうございました!!