08 | 2010/09 | 10

糸をたぐりよせて会う 

壊れてしまった世界で、ただ一人絵を描く男がいた。

あれは、まだ母におんぶされていた頃、ケーキ屋さんで見た絵だった。

男は狂ったように笑いながらその世界を描いていた。

終わりのない終わりへの恐怖か、吸い込まれそうな感覚になった。
でも、彼は絵を描いてるから大丈夫となんとなく思った。
なぜかはわからないけれど。

そんな昔の記憶を思い出した。
今の家に引っ越す前に住んでいた家の近所だから遠いと思っていたけれど
行動範囲が広がったことで、そのケーキ屋さんを見つけてしまった。
案外近くだったからいつでも行ける。
入ってみようかな、と思ったけれど
誕生日やクリスマスじゃないのにケーキ買うのもなぁ
ってことでその時は入らなかった。

でも、9月24日は自分の誕生日だったけれど行かなかった。
今まで画集や教科書で見て気になった絵には、わかり次第会いに行った。
でもその絵は何か違う。
気になって仕方ないけれど、お店という手がかりはあるけれど、
すぐに見つけちゃっていいものか。

今まで忘れていた記憶だったけれど
その絵を心のどこかで覚えていたから今の私はあるんじゃないかと思う。
行った頃にはもう無い可能性もあるけれど
できればもっと大きくなったときに会いに行きたい。
24歳になったけれど、まだまだ大きくならなくちゃ。


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そのくらいの時の絵。

くるくるり 

『M O N O - N U M B E R.』さんとリンクしました!
作品を発表するたびに誰かと知り合えるって良いですね。
にしても前回から時がめちゃめちゃ早く過ぎていたなぁw



話は変わって…
「可愛いから許す」っていい言葉だと思いませんか?
「消しゴムを貸してくれたから」とか「掃除当番代わってくれたから」とかじゃない。
自分に何の利益も無い理由で許せちゃうのが。

ただの決まり文句だろと思っても、実際にあるんです。
多分皆さんも経験しているはずです。

玄関をリフォームしたのに、アヒルの親子に踏み荒らされちゃったよ。
でも、可愛いから許す。

電化製品のコードがピグミーマーモセットに噛み千切られちゃったよ。
でも可愛いから許す。

ママさんがお子さんを連れてくのに手間取ってバスの出発が遅れちゃったよ。
でも天使だったから許す。

ほら。
心が暖まって、どうでもよくなっちゃうでしょう。


最近、ニュースを見てたらいつも同じ映像ばっかりでした。
中年男性がマイクを持って手を上下に振ってばかりで、見飽きちゃいました。
どんなに熱弁を奮っても、振っている手には何も無い。
だから、あの手に肉球手袋を付けちゃいましょう。

使用例
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これで可愛さアップです。
こうすればお金で釣ったり個室に呼び出して脅迫なんてしなくてもいいんだよ。

ただし気をつけなきゃいけないのは
調子に乗って「投票してくださいにゃん」と言わないこと。
本人は可愛くないから!