04 | 2017/05 | 06

命、燃え尽きるまで 

これは趣味すぎるので追記にしようと思いましたがちょっと長すぎて本文に申し訳ないので本文になった記事です。
趣味というか人生ですから覚悟してください。



昨年10月の記事で紹介した美少女仮面ポワトリンのYouTube動画配信が今週分で終了です!
切ない!月曜日の午後10時までなのでそれまでに見ましょう。
最終回直前で、冒頭でポワトリンがあらすじを教えてくれるから初めて見た人も安心☆

(3/30追記)*動画削除されちゃったので消しました\(^o^)/



*ここからネタバレがありますヽ(・∀・)ノ


私がポワトリンをリアルタイムで見ていた幼稚園児の頃に印象的だった回は
最終回と中盤の名場面集でした。
名場面集は面白い場面をさりげなく回想していて満腹感があったし、
最終回には町内が平和になって本当に良かったし。
あと「怪人バリカンババア」の音の響きが好きでした。


25年後に見た感想としては、まず新井礼子最高だなということです。
新井礼子の異常さは園児の頃の私にはちゃんと理解できなかったけれど今はバッチリです。
最初はちょっとイラッとくるキャラなんですが、それが段々クセになります。
美しさを褒めて欲しい地縛霊に「ブス」連呼した時の邪悪な笑みや
封印されそうな幽霊を自力で引きずり出してお中元にしようとする発想は並みの人間にはできません。
ポワトリンクラブの少年達に幽霊屋敷で宝探しさせたかと思えば
スイカ割りがうまくできなくて馬鹿にされたことを悔しがってスイカの霊に仕返しさせたり
お見舞いに来なかったら藁人形にフォークを刺して呪ったり
オカルトな展開ばかりだけど動機をたどればただの寂しがり屋なんじゃないかなと思えてきて
そこが彼女の可愛い所です。



作中で神様が言いました。
「この世は全てが正しく、全てが間違っている」

ポワトリンの敵として登場する怪人は、ほとんどが町内の困った大人です。
お金儲けを企んだ人もいるし、幼い頃のトラウマを抱えた人もいたけれど
ただ悪い奴っていうのはそうそう居ませんでした。
大人になると守るものが増えて、子どもほど強い意志を持っていられなくて
どうしても悪に手を染めてしまう人は現実の世界にも沢山いますが
0から100まで悪という人はきっといない。
反対に、全て善という人がいるわけでもきっとないでしょう。他者を犠牲にせず生きてこられないわけだし。
どうしようもなくなってしまった大人と、悪に振り回される子ども。
その中間の位置に居る高校生が正義の味方に選ばれたのは偶然でしょうか。

モモコは小学生だけれど、彼女は年の割に冷めた性格ですし精神年齢は姉のユウコと近いかもしれません。
プティットになる前から犯罪に手を染めかけている人を「バッカじゃないの」の一言で食い止めていた所を見ると
正義の味方になる素質が元々備わっていたと思えます。



当時全く気に留めていなかったけれど今すごく心に残っている話は第18話「優しい脱獄囚」です。
お父さんとの野球観戦を楽しみにしていたのに急に仕事が入って行けなくなってしまった。
そんな残念に思っていたタクトの前に脱獄囚が現れます。
脱獄囚のおじさんと一緒に野球観戦に行こうとしたけれど
おじさんは結局警察に捕まり、もう一度刑務所に戻ってしまうのでした。
警察に手を引かれて消えていくおじさんの背中、それを見て泣いているタクト、
そして食卓に顔を出せず一人屋台でおでんを食べるお父さん。
裏切られた子どもの悲しみと、裏切らなければならない大人のすれ違いが見ていて辛かったです。
こんな悲しい話があるのかよ!


って思ったけれど…あれ?



昔の自分を振り返ってみたら
父親のドタキャンって日常茶飯事だった!
しかもこれが当たり前すぎてなんとも思わなかったわ!!!


よく両親が共働きで家になかなか帰ってこなかったり
ドタキャンすると子供が寂しそうにするのとかドラマであるけどあれフィクションだし。
旅行中ポケベルが鳴って急に帰ったこともあったし、
卒園遠足の時もスキー場に着いた途端私を置いて帰ったこともあったな。
頻繁すぎてやっぱりね~ってくらいにしか思っていなかったわ。

ポワトリンの脚本を最初から最後まで書いていた浦沢義雄さんは
「感動なんて心が汚れているやつや、目の濁ったやつがするものだ」と言っていたそうです。
これってそういうことだったのか!
25年経って、勝手に登場人物の心を想像して泣いた私はきっともう純粋じゃないんだろうな。


振り返ると、確かに幼い頃とかは特に何を見てもあまり感動しませんでした。
一日中ほとんど言葉を発しない生活を通算で12年くらい続けていました。
なぜか聞かれてもよくわからなかったけれど、
感じてもいないことを喋るくらいなら黙っていたかったのかもしれません。
思っていることを言っていいんだよと言われても、文字で表現できるほどわかりやすくなかったし。


みんなよく喋ったり書いたりできるなと思ったんだけれど
世間で溢れている「感情」って、ひょっとしたらほとんどはレプリカなのではないでしょうか。
テレビで見たり大人や友達が言っているから私もそう思っていると思い込んでいたんじゃないでしょうか。

エジソンを尊敬しているのも
足が早い男の子がかっこいいのも
将来ケーキ屋さんになりたいのも
みんな本当は全く思っていなかったでしょう?



本当に思えるようになるのは、ずっと先だよ。
でも、ずっと先にある感情らしい物も、本当は自分のものじゃないかもしれないよ。


だからと言って黙ってばかりいたら社会が成り立たなくなってしまうから
みんな自然と大人になっていくんだよなぁ。
即座に薄っぺらいことを喋ってしまって本当はそうじゃないんだけどなとか思いながら
時に嘘もつきながら
それでもオリジナルの感情を見つめ大事にしたいです。






来週からの配信はトトメスかな~トトメスも好きだったし楽しみだな~と思っていたら「ロボット8ちゃん」でした!
放映していた時まだ生まれてなかったから見たことないけれど
ポワトリンと同じ脚本家の人が参加しているし、多分面白いはず。

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